高齢者の介護放棄2(介入拒否)

2015年7月22日 / 彷徨う人

 発達障害や精神疾患のある我が子の行く末をずっと心配してきたのに、結局、見るべき備えができないまま年を取った親が、子の監護ができないほどに衰えてしまった結果、傍目からは、子が親の介護を放棄していると見られるケースがある。
その高齢の親が、介護や診療を要する健康状態にあることが明らかであるように見えるのに、同居する子が、介護認定・介護サービスや診療を親に受けさせることを拒み、役所職員・包括支援センター職員・民生委員らが親との面談をねばり強く求めても、頑なにこれを拒んで、その結果、親子ともども引きこもりの状態になっているようなケースである。

 おそらく、同居する子からしてみれば、長年親子だけで生活してきたし今も特に支障のない日常生活を送っていると思っているのに、そこへ他人が無理矢理家の中に入ってこようとしているのであるから、それだけで、とても耐え難いことなのだろう。また、介護サービスや診療を受けても、介護保険や健康保険の適用によってさほどの経済的負担なく(あるいは生活保護によって経済的負担なく)、親子ともに、より健康的で積極的な生活が送れる可能性があるのに、子は、容易にそのことに思い至ることができず、逆に、「たとえ少額の負担であっても、新たな経済的負担が生じること自体到底受け入れることはできない。」と考えているはずである。
 よって、役所職員等は、図らずも介護者となった子の気持ちを汲みながら、優しく辛抱強く何度も説明し、正しい理解を促し、親が適切な介護サービスと診療を受けられるように誘導しているが、しばしば難航している・・・。

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